フリーランスなどに支払う原稿料や講演料等の支払調書に記載する金額は、消費税等を含めた税込で記載すべきでしょうか?税抜の金額で記載すべきでしょうか?
原則は税込で記載
原則として消費税等の額を含めた税込で記載することされています。
【具体例】
原稿料10,000円
+消費税等800円
△源泉所得税1,021円
支払金額を税込の金額で記載する場合、摘要欄には何も記入しなくても構いませんが、上記のように消費税込みの金額であることを明記すると相手方にもわかりやすく親切です。
摘要欄記載例
- (記入無し)
- 消費税込
- 上記支払金額には消費税等の額を含む など
税抜で記載する場合
原則は、税抜の金額で記載するとされていますが、報酬等の額と消費税等の額が明確に区分されている場合には、消費税を含めない税抜の金額で記載しても問題ないとされています。
ただし、税抜で記載する場合は、摘要欄に消費税の額を記載します。
【具体例】
原稿料10,000円
+消費税等800円
△源泉所得税1,021円
摘要欄については、必ずこう書かなければいけないという決まりはありませんが、消費税の金額を明示する必要があります。
摘要欄記載例
- 消費税等××円
- 上記支払金額に係る消費税等の額××円 など
税込・税抜表示の選択
税込か税抜かどちらで記載するかの判断は、実務での便宜上、採用している消費税の経理方式が税込経理か税抜経理かで判断するのがよいかと思います。