BLT saving
  • ホーム
  • 税務・会計
  • 労務・社会保険
※当サイトでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

年末調整還付金や不足額があるときの給与支払時の仕訳

2019.08.25

年末調整の還付金または不足額を給料と一緒に支払ったときの仕訳について説明します。

  1. 年末調整還付金がある場合
    1. 給与と一緒に返金する場合
    2. 給与とは別に返金する場合
  2. 年末調整不足金がある場合
    1. 給与と一緒に徴収する場合
    2. 給与とは別に徴収する場合

年末調整還付金がある場合

毎月の給与から徴収した税額の合計が年末調整で精算した年税額より多くなった場合、多く徴収した所得税を超過額として個人に還付します。

給与と一緒に返金する場合

給与400,000円、源泉所得税10,000円、年末調整還付金5,000円

借方金額貸方金額
給与400,000現金預金395,000
預り金(還付金)5,000預り金10,000

預かりすぎた所得税を返金するイメージで預り金勘定を相殺します。

給与とは別に返金する場合

給与400,000円、源泉所得税10,000円、年末調整還付金5,000円

【給与支払時】

借方金額貸方金額
給与400,000現金預金390,000
預り金10,000

【年末調整還付金返還時】

借方金額貸方金額
預り金5,000現金預金5,000

年末調整不足金がある場合

毎月の給与から徴収した税額の合計が年末調整で精算した年税額より少なかった場合、不足している所得税を不足額として個人から徴収します。

給与と一緒に徴収する場合

給与400,000円、源泉所得税10,000円、年末調整還付金5,000円

借方金額貸方金額
給与400,000現金預金385,000
預り金10,000
預り金(不足額)5,000

給与とは別に徴収する場合

給与400,000円、源泉所得税10,000円、年末調整不足金5,000円

【給与支払時】

借方金額貸方金額
給与400,000現金預金390,000
預り金10,000

【年末調整不足金徴収時】

借方金額貸方金額
現金預金5,000預り金(不足額)5,000
税務会計・その他税金
仕訳・会計処理年末調整源泉所得税
BLT saving
BLT saving
スポンサーリンク

関連記事

税務会計・その他税金

個人事業税における事業的規模の判定基準

不動産・駐車場の貸付けにおいて、一定の基準を満たす場合は個人事業税の課税対象になります。 不動産貸付業・駐車場業として課税される認定基準は、貸付不動産の規模、賃貸料収入、管理等の状況などを総合的に勘...
税務会計・その他税金

仲介手数料を支払ったときの勘定科目・仕訳・消費税の取扱い

事務所や店舗の賃貸借契約時、不動産会社に支払う仲介手数料については、支払ったときに全額を支払手数料として費用計上することができます。 仕訳例 【例】不動産会社に仲介手数料30,000円を支払った ...
税務会計・その他税金

附帯税(加算税、延滞税、利子税)の課税割合と計算

国税において、期限までに申告しなかった場合や納付期限までに税金を納めなかった場合、虚偽の申告を行った場合など、適正な申告・納税をしなかった納税者にはペナルティーが課されます。そのペナルティーが、本税に...
税務会計・その他税金

支払調書に記載する金額の消費税は税抜き?税込み?摘要欄の書き方

フリーランスなどに支払う原稿料や講演料等の支払調書に記載する金額は、消費税等を含めた税込で記載すべきでしょうか?税抜の金額で記載すべきでしょうか? 原則は税込で記載 原則として消費税等の額を含めた税込...
税務会計・その他税金

副業20万以下なら確定申告不要とは限らない!申告しなければならない・した方がいい場合

副業によって生じた所得が年間20万円以下であれば、原則として確定申告は不要とされています。例えば、会社員が就業後副業でアルバイトをしたときの給与が20万円以下だった場合や、アフィリエイトなどの広告収入...
税務会計・その他税金

通勤手当から在宅勤務手当にすることで消費税額や社会保険料への影響は?

働き方改革の一環としてリモートワーク(テレワーク・在宅勤務)を推進する企業が増えています。在宅勤務によって通勤定期代の実費精算がなくなるため通勤手当を廃止し、家庭の光熱費や通信費を補うために在宅勤務手...
ホーム
税務会計・その他税金

当サイトについて

経営者や個人事業主、経理担当者のための税務会計処理や社会保険手続き方法について紹介しております。
実務での「困った」を解決する情報を提供します。

スポンサーリンク
サイト内検索

メニュー

ホーム
税務・会計
労務・社会保険
スポンサーリンク

おすすめ書籍

スポンサーリンク

目次

  1. 年末調整還付金がある場合
    1. 給与と一緒に返金する場合
    2. 給与とは別に返金する場合
  2. 年末調整不足金がある場合
    1. 給与と一緒に徴収する場合
    2. 給与とは別に徴収する場合
BLT saving
  • ホーム
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせ
  • サイトマップ
© 2017-2023 BLT saving.