経理の在宅ワーク(リモートワーク・テレワーク)はこんな方におすすめ!
- 通勤したくない
- 育児や介護で外に出られない
- 1人でもくもくと仕事をするのが好き
実際に5年以上在宅経理の仕事をしている私の体験談を紹介します。
在宅で経理の仕事を始めた理由
小さな会計事務所で税理士補助の仕事をしていました。最初はフルタイムで働いていたのですが、家庭の事情でフルタイムで働くことが難しくなり週3~4日のパートとして働くようになりました。(あと、少しでも所長の税理士先生と顔を合わせたくないという理由も…笑)
勤務時間が減ったことで、もちろん収入も減ってしまいます。他に時間が空いているのは平日夜か土日でした。しかし、夜の時間帯や土日の経理の仕事はほとんどありません。考えた結果、空いた時間を在宅の仕事に切り替えることにしました。
ちなみに、研修先で出会った他の在宅スタッフとも連絡先の交換をしたときにお話しを伺ったところ、「子供が産まれたばっかりで育児をしながら…」という方や、「自営業の副業として…」という方もいらっしゃいました。
在宅ワークの仕組み
求人サイトなどの広告を通して企業が直接在宅スタッフを募集しているケースもありますが、おすすめは紹介(派遣)会社を通して会計事務所や企業を紹介してもらえる企業に登録する方法です。
紹介会社での研修やフォロー制度が充実しているので、在宅スタッフ・企業ともに安心して仕事をすすめることができます。また、紹介先企業と合わなかった場合は、他の企業を紹介してもらうことができるので何度も登録会や研修を受ける必要はありません。
では、私が体験した紹介先企業に登録し在宅ワークを始めるまでの流れを紹介します。
在宅ワークを始めるまで
※紹介企業により紹介までの流れは異なる場合があります。
【1回目の訪問:登録会】
ネットから応募し履歴書と職務経歴書を送り書類選考が通ったあと、登録会のご案内をいただきました。登録会は紹介企業に訪問(都内)し、2人の担当者との面接と簡単な入力テストがありました。1時間程度で終わり、合否は後日連絡とのことで連絡を待ちます。
【2回目の訪問:研修】
合否の結果はさっそく翌日届き無事合格していたので、次に指定された日程の中から都合の良い日時を選択し研修に進みます。研修では、使用する会計ソフトの使い方を細かく教えていただき、研修用の会計資料を使って実際に一人で仕訳データ入力をしました。その入力結果によって在宅業務を行う上で支障がない判断されると、最後に在宅ワークを行う上でのルールや注意点の説明を受けた後、いよいよ在宅スタッフとして登録が完了します。
【3回目の訪問:面談】
あとは、通常の派遣会社と同様に自分の希望にあった企業を紹介してもらい、紹介先の企業と面談をし、業務委託契約(または雇用契約)を締結して仕事スタートです。
在宅のメリット・デメリット
在宅ワークを行う上でのメリットはありますが、もちろんデメリットもあります。実際5年以上在宅ワークをしている私が感じたメリット・デメリットを紹介します。
メリット
メリット①【通勤がない】
勤務先が自宅なので、通勤時間の節約や満員電車のストレスから解放されます。カメラで監視されることもないので女性ならスッピンでお仕事可能です。
メリット②【隙間時間を有効活用できる】
空いた時間や自分の好きな時間(夜中でも!)に仕事ができます。
メリット③【自分で仕事の量を調整できる】
私の紹介先企業の場合、業務量は自分で調整できました。仕事の依頼メールが届き、そのメールに受託するかの返信ボタンがあるので、忙しいときには依頼を断ることもできます。
メリット④【一人で集中して仕事をするのが得意な方に向いている】
入力中、来客や電話で中断することもないので入力に集中できます。
メリット⑤【余計な飲み会も交流会もない】
飲み会が好きな人にとってはデメリットかもしれませんが、紹介会社や紹介先企業から飲み会に誘われることは一切ありません。
メリット⑥【感染症対策】
新型コロナウイルス感染症対策として、リモートワークに切り替える企業が増えています。通勤や会社訪問もなく人と接することがないため感染症の心配はまったくありません。
デメリット
デメリット①【対応が遅いことも】
紹介先企業によりますが、私の場合、質問は基本的にメールやメッセージなので返信が次の日になってしまうこともあります。
デメリット②【自分に甘い人には向かない】
在宅といえども仕事には必ず期日があります。自分に甘いとダラダラ過ごしてしまい期日に間に合わないと会社に迷惑がかかります。
デメリット③【光熱費は自費負担】
家でPCをつけるので当然電気代がかかります。その電気代は自腹を切ることになります。派遣先によっては、光熱費を何らかの手当という形で補助がでることもあるようです。
デメリット④【存在を忘れられたことも…】
一度面談をしたあとは顔を合わせることがなかったので、在宅スタッフの存在感は薄いのかもしれません。一時期依頼される仕事がだんだん減り、まったく仕事がこないときがありました。システムの不具合でもあったのか?おかしいと思い、担当者に連絡すると次の日から再び依頼が来るようになりました。理由は教えてもらえませんでしたが、複数人在宅スタッフがいる中で依頼を割り振る管理ができていなかったのかもしれません。
デメリット⑤【生活できるほどガッツリ稼げない】
紹介先会社や仕事の量、任される業務にもよりますが、仕訳データ入力だけで月に稼げるのは多くても5、6万というところが多いようです。あくまでも本業以外の空いた時間で副業として働くことをおすすめします。
こんなときどうする?
【会計ソフトの使い方が不安】
一人で使いこなせるようになるまで研修でしっかりサポートしていただけるので、在宅で使う際にも問題なくすぐに業務に取り掛かることができます。業務を始めてからわからないことがあっても担当者が教えてくれるので、問題はありません。実際わからないことがありメールで問い合わせたところ、とても親切に丁寧に教えてくださいました。
【仕訳がわからない】
担当者にいつでも質問することができます。どうしてもわからないときは、入力せずに未処理であることを伝え、未入力のまま返しても問題ありません。
【仕事が間に合わない】
期日までに仕事が終わらないと判断した時点で早めに伝えます。他にも在宅スタッフがいる会社は別のスタッフにまわしてくれます。
【家にPCがない・自分のPCを使うのは嫌】
パソコンは基本貸与されるところが多いようです。私の場合、最初ノートパソコンとサブモニターを貸与されましたが、自分のパソコンの方がやりやすかったので現在はリモートデスクトップを利用し仕事しています。会社のパソコンにアクセスしているので、自分のパソコン内部を見られることはありません。
【会計資料はどうするの?】
請求書や領収書などの資料は、すべてスキャンされてデータで送られてきます。ですので、家が会計資料や書類で散らかることはありません。失くすこともなく小さいお子様がいても安心です。
在宅経理の紹介企業
【ジャスネットキャリア】
会計事務所経験を活かして在宅で働きたい方募集中【ジャスネット在宅スタッフ】(公式サイト)
経理・会計分野に特化した人材エージェンシー。会計事務所経験者であれば自分のスキルに応じた仕事を紹介してもらえます。
【フジ子さん】
フジ子さん|オンラインアシスタントの採用申込(公式サイト)
経理、会計事務所の他に翻訳やテープ起こし、Webサイト・イラストの製作などの在宅ワークもあります。面談もWebで行うので地方に住んでる方でも気軽に登録可能です。